財務指標

【財務指標】企業の効率性分析で見るべき5つのポイント!

株価の割安性分析が終われば企業の効率性評価と参りましょう!

いくら業績がよくて株価が割安でも『資金繰りが苦しくなって倒産』しては投資対象としてはいただけません。

現金支払いのタイミングの変化、在庫の圧縮率など多角的に企業の効率性を評価できる財務指標をまとめてご紹介!

なおころ
なおころ
投資先・就職先として企業を分析するなら、借金の観点から倒産の可能性を推し量る財務安全性もチェックしておきましょう!
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【財務指標】効率性の指標一覧

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以上5つ、ぼくが重視している効率性の財務指標です。

財務3表(BS・PL・CF)の観点でみるとキャッシュフロー計算書は活用せず。BSPLだけで手早く計算できる指標ばかりです!

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【財務指標】効率性の前提:回転率と回転期間

効率性の前提:回転率と回転期間効率性の前提:回転率と回転期間
  • どちらも企業の資本効率性を評価する概念
  • 回転率:資産などが1年間に回転する回数
  • 回転期間:資産などが1回転するのに要する期間

効率性分析の手始めは回転率と回転期間の違いを理解すること。

どちらも企業の資本効率性を評価する指標です。

例えば『資本がうまく売上につながっているのか?』、または『在庫量は売上に対して適切か?』などを評価できますよ。

 

回転率と回転期間はお互いに逆数の関係になっており、主張したいことは変わりません。

支払債務回転期間など一部例外はありますが、原則的に回転率は高く、回転期間が短い方が好ましいです。さらに詳しく知りたい方は詳細記事も合わせてどうぞ。

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【財務指標】効率性①総資産回転率

効率性①総資産回転率効率性①総資産回転率

総資産回転率とは

  • 総資産回転率 = 売上高 ÷ 総資本 (回)
  • 企業の資産がどれだけ効率的に売上高に変換されているかを評価
  • 目安は0.2〜2.4回
  • 売上の増加か資産のスリム化がカギ

企業の資本がどれだけ効率的に売上高へ変換されているかを評価する指標。

もちろん業界によって数字が異なります。同じ業界内の企業間比較で活用しましょう!

なおころ
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ROEのデュポン分析にも登場する重要指標。要チェックです!
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【財務指標】効率性②売上債権回転期間

効率性②売上債権回転期間効率性②売上債権回転期間

売上債権回転期間とは

  • 売上債権回転期間 = 売上債権 ÷ 売上高
  • 売上債権回転日数 = 売上債権 ÷ 売上高 × 365
  • 販売した商品が現金になるまでの期間(日数)
  • 目安はない。値の推移を確認。
  • 売上の増加による短縮が望ましい

特に企業間での取引の場合、売却した商品に対してすぐに現金で支払ってくれるわけではありません。後日、実際に現金が振り込まれるまでのタイムラグを売上債権回転期間と呼びます。

もちろん、タイムラグは短い方が安心ですよね。業界内の立ち位置が強くなるほど支払いを遅くできるのが通例。各社のパワーバランスの評価としても機能しますね。

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【財務指標】効率性③棚卸資産回転期間

効率性③棚卸資産回転期間効率性③棚卸資産回転期間

棚卸資産回転期間とは

  • 棚卸資産回転期間 = 棚卸資産 ÷ 売上原価
  • 棚卸資産回転日数 = 棚卸資産 ÷ 売上原価 × 365
  • 商品を仕入れて販売するまでの期間(日数)
  • 目安はない。値の推移を確認。
  • 棚卸資産の圧縮による短縮が望ましい

商品を仕入れてから販売するまでのスピードを評価するのが棚卸資産回転期間。

手元に在庫があればあるほど商品が売れておらず、現金の回収が遅くなります。企業の在庫リスクを評価するにはぴったりの指標ですね。

なおころ
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商品ごとの棚卸資産回転期間が計算できれば売れ筋、死に筋も確認できるでしょう!
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【財務指標】効率性④支払債務回転期間

効率性④支払債務回転期間効率性④支払債務回転期間

支払債務回転期間とは

  • 支払債務回転期間 = 支払債務 ÷ 売上原価
  • 支払債務回転日数 = 支払債務 ÷ 売上原価 × 365
  • 商品を仕入れて代金を払うまでの期間(日数)
  • 目安はない。値の推移を確認。
  • 支払債務の増加による長期化が望ましい

売上債権回転期間をひっくり返した指標ですね。

支払債務回転期間は、商品を仕入れてから現金を支払うまでの期間を評価。

簡単に言えば、支払いをどこまで待ってもらえているか、ある種企業の信用力を数値化した指標です。

業界内での立場が強くなるほど企業間の交渉が有利に進むため、支払債務回転期間は長くなるでしょう。

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【財務指標】効率性⑤CCC(キャッシュコンバージョンサイクル)

効率性⑤CCC(キャッシュコンバージョンサイクル)効率性⑤CCC(キャッシュコンバージョンサイクル)

CCC(キャッシュコンバージョンサイクル)とは

  • CCC(キャッシュコンバージョンサイクル) = 売上債権回転期間 + 棚卸資産回転期間 – 支払債務回転期間
  • 仕入れ代金を払ってから売上を現金で回収するまでの期間
  • 目安はない。値の推移を確認。
  • 特に棚卸資産回転期間(日数)の変化を要チェック

上述の売上債権回転期間棚卸資産回転期間支払債務回転期間を活用して計算するCCC(キャッシュコンバージョンサイクル)。効率性の王道指標です。

その意味するところは、仕入れ代金を払ってから自社の商品を売却して売上を現金で回収するまでの期間。

つまり、CCCとは現金をどれだけ早く回収できるかの尺度であり、もちろん短い方がキャシュフローに余裕ができます!

CCCの推移を追うことで、企業の資金繰りに関する総合力の変化を読み取ることができるでしょう。

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【財務指標】効率性まとめ

以上、ぼくが重視している企業の効率性を評価する財務指標5選でした。

多角的に企業の資金活用度、資金繰り能力を調査する際にご活用くださいませ!

 

財務分析を活用して投資に挑戦してみたい方には『株式投資の教科書』がおすすめ。

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それではまた、株式市場でお会いしましょう。
すべての投資家達へ。なおころより。

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