財務諸表、いわゆる決算書を分析することで
企業の本質的価値を客観的に評価できれば、
投資先・就活先企業の選定に困ることはありません!
今回は財務分析の体系と財務指標の基礎についてざっくりまとめました。

財務分析の体系・全体像
財務諸表分析の体系図をご覧ください!
まずは財務諸表基礎と呼ばれる財務3表(BS:貸借対照表、PL:損益計算書、CF:キャッシュフロー計算書)が理解できていなければ話になりません。
といっても、それぞれの書類が示している当たり前のことばかりです、ご安心を!
財務3表の内容を簡単に説明すると
- BS:企業の資産はどれくらいあるのか、資本と負債の内訳は?
- PL:企業の売上高はどれくらいなのか、利益と費用の内訳は?
- CF:企業の所有するお金はどれくらいか、その流れは?
臆することはありません。会計初心者の方でもすぐに理解できるでしょう。
財務諸表基礎が理解できれば個別の財務指標を計算するステージへ移行。
指標は安全性、成長性、収益性、割安性の4つの視点に分類することができ、企業の財務状態をより正確に評価することができます。
ぼくの活用する指標は4つの視点合わせて全20個。簡単なものから難しいものまで様々ですが、すべて株式投資の教科書にまとめてあるので興味のある方はご覧くださいませ!

以上が財務諸表分析の体系でした。
押さえておきたいのは2点。
- 財務分析において、まずは財務諸表の基礎を理解しなければならない
- より詳しく企業の財務状況を評価するために、4つの視点(安全性、成長性、収益性、割安性)に基づいた財務指標を活用する
以下ではビジネスマンの必携知識である財務諸表基礎と財務指標の4つの視点をさくっとまとめ。
「企業の決算書なんて見たこともない」と言った方は株式投資初心者が習得すべきEDINETの使い方を先に読んでおくと理解が深まるでしょう。
https://availability89.com/stockanalysis/edinet/
財務諸表基礎 BS・PL・CF
それぞれの書類についてさくっと解説しておきましょう!
財務3表
●BS(貸借対照表):企業の資本構成を記した書類。保有している現金、商品在庫、そして借金の量などが一覧化されています。主に企業の安全性を計測する際に使用する書類ですね。
●PL(損益計算書):企業の売上高と費用、そしてどれだけの利益が残ったかをまとめた書類。使用用途は主に収益性分析。利益率関連の指標計算では必須の資料です。
●CF(キャッシュフロー計算書):営業、投資、財務3つの部門でお金の流れを管理してる書類。プラス側に振れればお金が企業に入ってきたことを示しており、逆にマイナスの値は企業がお金を使ったことを示します(投資や借金返済など)。

財務分析はExcelで効率的に
正直に言えば、企業の財務分析ははかなり面倒くさいものです。
対象企業の決算書へアクセスし必要な数字を集め、計算する必要がありますよね。その最後のステップ「計算する」を自動化して少しでも効率的な分析を実現するためにExcelシートを活用しての財務分析がおすすめです。
でも自分でExcelシートを構築するのもかなり手間。手っ取り早く財務分析を始めたい方はぼくが愛用している財務分析Excelシートをご覧ください。
時間に投資。楽をしてさくっと財務分析を始めましょう!

財務分析の全体像と財務諸表基礎まとめ
- まず財務諸表基礎(財務3表)を抑える
- 効率的な分析には計算を自動化してくれるExcelシートがオススメ
企業の本質的価値を見誤らなければ投資で大失敗することはありません。
マーケットの雲行きが晴れない時こそ、知名度の低い有望株の発掘に努めましょう。
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