「確証バイアスに陥らないことが経営者の資質である」といった4分ばかりで読了できるお話です。
「あなたが経営者に向いているかを判断する正解率4%の問題と解答」を受けての記事なので未読の方は先に読んでいただけると理解が捗りますよ!
https://availability89.com/others/whether-you-would-be-ideal-for-manager/
【正解率4%!あなたが経営者に向いているか一発で分かるテスト】 pic.twitter.com/PoWRRrgCrt
— なおころ (@Naokoro_) 2018年8月4日
#なおころラジオ 第26回のリスナーにはお伝えしましたが、これは人の「確証バイアス」に関する問題。母音と偶数だけに注目していませんか?ルールを破綻させる可能性を持つ反例がどこかに潜んでいませんか?
— なおころ (@Naokoro_) 2018年8月4日
経営者・個人事業主を目指すみなさまこんにちは、なおころ(@Naokoro_)です。
確証バイアスに陥る経営者は会社を潰してしまいがち。
失敗しない経営の第一条件を理解しましょう!
確証バイアスとは?
まずは定義の確認です。
確証バイアスとは
- 無意識のうちに、自分の信じたい情報だけを集めてしまうこと
自分の仮説を確認・検証できる情報のみ集めてしまう、ぼくたちの厄介な性質です。
具体的に考えましょうか。
例えば「あなたが経営者に向いているかを判断する正解率4%の問題と解答」で取り扱った正解率4%の問題。
ほとんどの人は「A」と「4」のカードをめくればええやん。と答えてしまいます。
これはまさしく確証バイアス。
問題文が構築した仮説「母音の裏には偶数」を証明するための「母音」と「偶数」の情報のみを集めてしまうのです。
結果、「仮説が正しくないかも?」という情報を確認することが頭から抜けてしまい、「5」をめくる必要性にたどり着けません。
自分の仮説に酔いしれた経営者は長期間の成長を実現できないもの。
仮説が正しい時期は目を疑うような業績を叩き出せるでしょうが、一旦仮説が破綻してしまうとボロボロと崩れ去ってしまいます。
経営者たるもの健全な自己否定能力を持ちましょう!
https://availability89.com/others/osaka-seminar-day1/
確証バイアスからの脱却方法
「確証バイアスとは?」そして「確証バイアスによる弊害」がわかったところで「確証バイアスからの脱却方法」、以下の通りです。
確証バイアスからの脱却方法
- 自分の仮説を否定する都合の悪い情報を集めて仮説を改善する
情報の集め方を工夫しようね、がアンサー。
そもそも仮説とは、現時点では検証されていない仮の答えであり、検証の結果として反証されるのも当たり前です。
https://availability89.com/naokoro-radio/whether-you-type-the-worry/
確証バイアスまとめ
確証バイアスとは
- 無意識のうちに、自分の信じたい情報だけを集めてしまうこと
確証バイアスからの脱却方法
- 自分の仮説を否定する都合の悪い情報を集めて仮説を改善する
どんな人でも、自分にとって心地いい情報ばかり集めてしまうものです。
自分の仮説を否定する都合の悪い情報も収集し、健全な自己否定能力とともに仮説を進化させましょう!
それではまた、株式市場でお会いしましょう。
すべての投資家達へ。なおころより。