【#テクニカル指標図解シリーズ:DMI】
☑️トレンドの有無と強さを探索する指標
☑️+DI、-DI、ADXの3本で構成
☑️+DIが-DIを下から上に上抜いたら買いサイン、逆は売りサイン
☑️両者の幅がトレンドの強さ
出典:トレーディングビュー👉https://t.co/vyz3Hcvaod pic.twitter.com/D69tqIf4BB
— なおころ@ゆるふわ投資ブロガー (@Naokoro_) 2018年11月15日
株やFXの売買タイミングを見極めるテクニカル指標から『DMI(方向性指数)』を分かりやすくご紹介!
知名度は低いですがトレンドの転換点を見極める上では見落とせない指標です。
しっかりマスターしてトレンドの波に乗り遅れないようにしましょう!
本記事の結論:DMI(方向性指数)とは
- トレンドの有無と強さを探索する指標
- +DI、-DI、ADXの3本で構成
- +DIが-DIを下から上に上抜いたら買いサイン、逆は売りサイン
- ADXでトレンドの信頼度を上げる
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【チャート分析】DMIの定義と計算式
DMIは3本の線で構成される
- +DI = (当日の高値 – 前日の高値) ÷ TR
- −DI = (前日の安値 – 当日の安値) ÷ TR
- ADX = DXの平均
+DIが上昇トレンドを、-DIが下降トレンドの強さを表す指数となります。
続いて、上記で解説していないTRとDXについてさくっとご紹介!
TR:以下の3つの中から最大となる値を使う
- 当日の高値 – 当日の安値:当日どれだけ上がったか
- 当日の終値 – 当日の安値:当日どれだけ持ち返したか
- 前日終値 – 当日の安値:前日の終値を上回ったか
DX:DX = |(+DI) – (-DI)| ÷ (+DI + -DI)
※ADXの計算期間が14日の場合、14日分のDXを加算して14で割る
TRを使うことで、当日または前日と比べての株価の動きを把握。
例えば+DIの大きい値が継続する場合は、当日の高値が前日の高値を上回っている、もしくはTRが小さいことを示しており、上昇トレンドと判断できるでしょう。
TRの選出方法が多少複雑である点などを加味すると、少し難易度の高い指標ですね。この辺りは実際に使いながら慣れるが得策でしょう!
【チャート分析】DMIの見方と具体例
- +DMと-DIを使ったトレンドの見極め
- ADXでトレンドの信頼度を上げる
DMIの見方①+DMと-DIを使ったトレンドの見極め
- +DIが-DIを下から上に抜いたら買いサイン
- +DIが-DIを上から下に抜いたら売りサイン
頻出のゴールデンクロス、デッドクロス理論ですね。上昇トレンドを示す+DMが下降トレンドを示す-DIの線を下から上に抜いていくとゴールデンクロス(画像では青丸)、買いサインの発生です!
また、+DIと-DIの幅が広がるほどトレンドが強くなることを意味します。例えば+DIが天井圏、-DIが底値圏にある場合は非常に強い上昇トレンドが発生していると言えるでしょう!
DMIの見方②ADXでトレンドの信頼度を上げる
+DIと-DIを加算した絶対値の平均であるADXはトレンドの強さを示します。
ゴールデンクロス、デッドクロスが発生してからやや遅めに動くADXも合わせて考えると売買サインの信頼度が向上。
具体的には+DIが-DIを下から上に抜いてゴールデンクロスが発生したときにADXも上昇していれば、より強い上昇トレンドであると判断できるでしょう。
売買サイン自体は+DIと-DIを見れば事足りますが、トレンド判定の補助材料としてADXも合わせて確認しておくのがおすすめです。
【チャート分析】DMIまとめ
DMIとは
- トレンドの有無と強さを探索する指標
- +DI、-DI、ADXの3本で構成
- +DIが-DIを下から上に上抜いたら買いサイン、逆は売りサイン
- ADXでトレンドの信頼度を上げる
当日、前日の株価の動きからトレンドを見極めるDMI。
ゴールデン、デッドクロスさえ分かっていれば大火傷はしないはず。積極的に活用していきましょう。
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それではまた、株式市場でお会いしましょう。
すべての投資家達へ。なおころより。