おはぎゃあああああ🔥ドイツショック
🇺🇸ダウ -460ドル⬇️暴落 ほぼ安値引け😱
3/22
🇩🇪製造業購買担当者景気指数 PMI
結果:44.7❌2012年以来の低水準🔥
予想:48
前回:47.6など欧米の製造業景気指数❌
⇒世界景気減速懸念🔥①株売り🔥
②債券買い🔥逆イールド派生
③VIX上昇🔥⇒リスクオフ😱 pic.twitter.com/16k3tR7BIf
— にこそく(市況民) (@nicosokufx) 2019年3月22日
逆イールドとNYダウ暴落の関係まとめ(2019年3月22日)
- 世界各国(特にドイツ)が発表した製造業PMIが予想を下回った
- 世界の景気減速が強く懸念された(株が売られ、短期債権が買われた)
- 逆イールド(短期金利 > 長期金利)が発生した
- 銀行株がさらに売られた
- NYダウ暴落、一夜にしてマイナス460ドルを記録した
NYダウの急落、そして逆イールドの発生。
両者の間にはどんな関係があるのか?
初心者向けに分かりやすく解説します。
【逆イールドとは?】NYダウ大暴落の要因のひとつ
NYダウが一夜にしてマイナス460ドルの暴落を記録した3つの原因
- 世界各国(特にドイツ)が発表したの製造業PMIが予想を下回った
- 世界の景気減速が強く懸念された
- 逆イールドが発生した
ダウ暴落の発端となったのは各国が発表した製造業PMIの数字が予想を大きく下回ったことです。
製造業PMIとは各国の製造業における経営状況を示す経済指標のひとつ。各国の集計方法に違いはありますが、雇用状況や在庫状況などについて数百社の企業経営者にアンケートをとることで算出されます。
ひとつの分岐点となる数字は50。2019年3月22日(金)はドイツ・ユーロ・アメリカと発表が並び、特にドイツの数字が悪く、予想が48.0であったところ44.7を記録する顛末。
結果、工業のエンジンとされる製造業の景気減速を感じ取った投資家達による株の売りが相次ぎました。
【逆イールドとは?】NYダウ大暴落に拍車をかけた張本人
逆イールド(長短逆転)「景気後退のシグナル」📝メモ
分かりやすく言うと
普通は
10年後にお金を返してくれる人
2年後にお金を返してくれる人
⇒10年後のほうが金利が高くなる逆イールド(長短逆転)は
短期金利が長期金利を上回る状態
⇒景気後退の兆候景気悪化への懸念⇒米株安
12/5 Mプラス pic.twitter.com/lWoDyJnhgX
— にこそく(市況民) (@nicosokufx) 2018年12月5日
逆イールドとは
- 短期金利 > 長期金利となる事
- 短期金利の需要が急増すること、または将来的に長期金利の引き下げが予測されるタイミングで発生
- 逆イールド発生の発生はリセッション(景気後退)のサイン
【逆イールドの定義】短期金利>長期金利
逆イールドとは一言で言えば短期金利が長期金利を上回る現象です(「イールド」とは「金利」を意味します)。
本件のNYダウ暴落に伴ってこの逆転現象がアメリカの国債金利で発生しました(画像内の数字では米国債6ヶ月の利回りが2.46%、10年の利回りが2.44%)。
そもそも、なぜ短期金利が長期金利を上回るのがおかしいとされるのでしょうか?具体例を考えてみると簡単です。あなたが友人に10万円貸して欲しいと頼まれた場面を想像してください。
仮に「明日10万円ちゃんと返すよ」と言われれば特に利子を考えることもなく10万円を渡してしまう人もいるでしょう。しかし「10年後にちゃんと返すよ」と言われれば、10万円に多少上乗せして返してもらいたいのが心情では無いでしょうか?
つまり、お金を貸す際はその期間が長くなれば長くなるほど「もしかしたら返済してもらえないリスク」を背負っているのです。考え方を国債に当てはめると、長期国債(上記の例なら10年債)の金利が6ヶ月の金利を上回るべき、つまり短期金利 < 長期金利となるのは自然の流れと言えるでしょう。
【逆イールドの原因】長期国債の需要が著しく減少すること
逆イールド発生の2つの原因
- 急速に短期金利の需要が高まったから
- 将来的に長期金利の引き下げが予想されるから
ひとつは爆発的に短期金利の需要が高まること。本件のNYダウ暴落にはこちらの条件が当てはまります。
PMIが想定以上に悪かった→景気停滞を感じとった投資家達の株の売りが相次いだ→よりリスクの低い短期金利を買う動きが強くなった→逆イールド発生
といった流れですね。
もう1つの原因として考えられるのは将来的な長期金利の引き下げが予想されるタイミング。こちらも長期国債を買う旨味が薄れることを背景に逆イールドの発生が懸念されます。
【逆イールドの発生】リセッションの予兆として機能
米銀行株、下げ止まらず-弱い経済指標や逆イールドなど響く
米株やイールド債券市場も、下落している…
(*´-`) https://t.co/ab8f0qR88Y— ☆リポゾー(^o^)/@『健康第一、そん次お金』と考え、将来の事が不安で今後ファンド購入の投資家💹 (@hyro42072938) 2019年3月23日
逆イールドカーブは1955年以降におきたすべてのリセッションの6ヶ月前から24ヶ月前に現れています。ただし、リセッションの先行指標として注目されるのは3-5年ものではなく、2年と10年もののイールドカーブです。以下のチャートは今日作りました。たしかに2-10年はまだ発生していませんが、近いです。 pic.twitter.com/ockbLNvxEi
— エミン ユルマズ (JACK) (@yurumazu) 2018年12月4日
よく「米長期債より米短期債の利回りが大きくなったら逆イールドカーブで経済暴落の前触れ」みたく言われるけど、こういう理由なのかしら笑 債券価値がさがってリスクオフなって株価もさがると pic.twitter.com/Z1058GaZpn
— 相場師あすかちゃん (@kabu_asuka) 2018年6月23日
逆イールド発生はリセッションの予兆
- 長期国債の債権価値が下がる
- 長期国債を大量保有している銀行株が下がる
- 市場全体がリスクオフへ移行する
では逆イールドが発生すると投資家はどんなリスク回避行動に移るのでしょうか?
短期国債の利回りが長期国債の利回りを上回ると、まずは長期国債を保有している旨味がかなり薄まります。よって「多量の長期国債を保有し利息収入を得ている銀行株」も業績低下の材料となり得ますよね。銀行株の下落が発生する可能性が高いと言えるでしょう。
その後は市場全体がリスクオフに移行します。考えてみれば当然ですが短期金利が長期金利を上回っている状態は、誤解を恐れず言えば「市場の原則がまかり通っていない状況」なのです。どんなリスクを背負っているのかも不透明な状況、と言い換えることもできるでしょう。
多くの投資家達が「今は投資をするのはやめておこう」と考える材料として機能するには十分です。
逆イールドとNYダウ大暴落の関係まとめ
逆イールドとNYダウ暴落の関係まとめ(2019年3月22日)
- 世界各国(特にドイツ)が発表した製造業PMIが予想を下回った
- 世界の景気減速が強く懸念された(株が売られ、短期債権が買われた)
- 逆イールド(短期金利 > 長期金利)が発生した
- 銀行株がさらに売られた
- NYダウ暴落、一夜にしてマイナス460ドルを記録した
逆イールドの発生に合わせて、世界中でリスクオフの波が押し寄せてくるでしょう。
来たる2019年のGWには日本市場の10連休が待ち構えています。投資家のみなさまはリスク管理の徹底をお忘れなく!
https://availability89.com/investment-news/2019-gw-10-day-holiday/
それではまた、株式市場でお会いしましょう。
すべての投資家達へ。なおころより。