財務指標

【財務指標】CCC(キャッシュコンバージョンサイクル)とは?定義や目安を分かりやすく解説!

企業の資金効率性を評価する王道指標『CCC(キャッシュコンバージョンサイクル)』の定義や改善方法を分かりやすく解説します!

CCCさえ理解できれば業界内の競合優位性も推察でき、有望銘柄の発掘にも便利。

『分かりそうで分からない』で有名なCCCですが、この機会にしっかりマスターしてしまいましょう!

なおころ
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効率性の指標を基礎から勉強したい方は回転率と回転期間の違いからどうぞ!
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【財務指標】CCC(キャッシュコンバージョンサイクル)の定義

CCC(キャッシュコンバージョンサイクル)の定義CCC(キャッシュコンバージョンサイクル)の定義

CCC(キャッシュコンバージョンサイクル)とは

  • CCC(キャッシュコンバージョンサイクル) = 売上債権回転期間 + 棚卸資産回転期間 – 支払債務回転期間
  • 仕入れ代金を払ってから売上を現金で回収するまでの期間
  • 必要書類:貸借対照表(BS)損益計算書(PL)

CCCとは3つの変数によって定義されます。

それぞれ売上債権回転期間、棚卸資産回転期間、支払債務回転期間。

さくっと復習しましょうか!

CCC(キャッシュコンバージョンサイクル)の3要素

CCC(キャッシュコンバージョンサイクル)の3要素

  1. 売上債権回転期間 (売上債権 ÷ 売上高 ):販売した商品が現金になるまでの期間(日数)
  2. 棚卸資産回転期間 (棚卸資産 ÷ 売上原価):商品を仕入れて販売するまでの期間(日数)
  3. 支払債務回転期間 (支払債務 ÷ 売上原価):商品を仕入れて代金を払うまでの期間(日数)

CCCは3つの変数によって構成されています。

逆に言えば、それら構成要素が意味するところが頭に入っていればCCCが把握できているも同然。

不安な変数については復習しておきましょう!

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CCC(キャッシュコンバージョンサイクル)の計算例

CCC(キャッシュコンバージョンサイクル)の意味CCC(キャッシュコンバージョンサイクル)の意味

改めて定義を確認すると、CCCとは仕入れ代金を払ってから売上を現金で回収するまでの期間です。具体的な計算例を使ってCCCをイメージしましょう。

CCC(キャッシュコンバージョンサイクル)の計算例

具体例を使って理解しましょう!

例えばある日、なおころカンパニーがX社から100万円分のパソコンを仕入れます。仕入れた瞬間に現金での支払はなく、パソコンの仕入れから30日後にX社へ商品代100万円を支払います(支払債務回転期間 :30日)。

60日が経過後、X社から仕入れたパソコンを200万円でY社に売ることができました(棚卸資産回転期間 :60日)。ただ、Y社は業界内でも立場が強く、支払いは90日後にしてほしいと要求され、なおころカンパニーはそれを承諾。パソコンの販売から90日後に現金の振込がなされました(売上債権回転期間 :90日)。

上述の例の場合、CCCは90日+60日-30日。よって120日であることがわかります。

つまり、なおころカンパニーは100万円で商品を仕入れた後、200万の売却益が手元に入ってくるまでに120日かかってしまうのです。当然、この間に資金がショートすれば倒産にも発展する大問題。

よって、CCCとは現金をどれだけ早く回収できるかの尺度であり、もちろん短い方がキャッシュフローに余裕ができます。

なおころ
なおころ
そんなCCC(キャッシュコンバージョンサイクル)、目安はどれくらいなのでしょうか?

【財務指標】CCC(キャッシュコンバージョンサイクル)の目安

  • 目安はない
  • 3つの変数の値の推移を確認すべし

CCCは企業間の力関係や交渉術によって設定される支払債務回転期間や売上債権回転期間によるところが大きく、画一的な目安は存在しません。

効果的なのは同じ企業の複数年のCCCを確認することです。

CCCが短くなっているようなら業界内での競合優位性が増して資金繰りが楽になっているのが分かります。逆に長くなっているようなら危険信号だと思って下さい。

実際のCCCの値はバフェットコードで入手可能。いろんな企業のCCCを調べてみましょう!

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【財務指標】CCC(キャッシュコンバージョンサイクル)を短くする方法

各項目の改善方法はそれぞれの詳細記事にゆずりますが、最も自社でコントロールしやすいのは棚卸資産回転期間(日数)の短縮でしょう。

直接的には他者との交渉は必要なく、在庫の圧縮に努めれば改善する数字だからです。

CCCの推移を確認するときは、3つの要素の推移も合わせて確認、特に棚卸資産回転期間(日数)の変化には注意を払いましょう!

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【財務指標】CCC(キャッシュコンバージョンサイクル)まとめ

CCC(キャッシュコンバージョンサイクル)とは

  • CCC(キャッシュコンバージョンサイクル) = 売上債権回転期間 + 棚卸資産回転期間 – 支払債務回転期間
  • 仕入れ代金を払ってから売上を現金で回収するまでの期間
  • 目安はない。値の推移を確認。
  • 特に棚卸資産回転期間(日数)の変化を要チェック

CCCは企業の資金効率を測る王道指標。

業界内の競合優位性も見えてきますよ。財務分析にご活用ください!

 

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それではまた、株式市場でお会いしましょう。
すべての投資家達へ。なおころより。

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