米国株

【米国株】バフェットが逃した優良銘柄 | Amazon

Amazonプライムビデオ推しの記事に続いてAmazonの財務状況を分析しました。

投資家の皆さまこんにちは、なおころ(@Naokoro_)です。

おなじみの財務分析、対象企業はアメリカEコマースの覇者、Amazonです。

2017年にはウォーレン・バフェット氏が値上がり前に投資できず後悔したと話題になりましたね。
バフェット氏「失敗した」 アマゾン投資機会逃し後悔

「ほしいものが翌日に家に届く」システムを構築したAmazon。5年分の決算書を追いながらその特徴に迫ります。

なおころ
なおころ
最近ではAmazonなしの生活は考えられません。
【EDGARの使い方】米国企業の決算書を一気に収集!投資家の皆さまこんばんは、なおころ(@Naokoro_)です。 Twitterで大人気、バフェット太郎さんを発見したのもつかの間、...

Amazonとは?

AmazonHPより引用

いつもなら対象企業の事業内容をさらっと要約する章ですが、ぼくたちの生活の一部と化したAmazonに関して余計な説明は不要でしょう。

特徴的なプライム会員(月額400円)になるだけで使える併用サービスを整理するに留めておきたいと思います。

Amazonプライム会員限定サービス

なおころ
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話題のバチェラージャパンはプライムビデオ限定のコンテンツ!
【2019年】Amazonプライムビデオで見れるおすすめ作品3選Amazonプライムのおすすめ作品をご紹介。視聴できる作品はころころ入れ替わるためお早めにどうぞ!...

財務3表分析 | Amazon

さて、まずは財務3表(BS:貸借対照表、PL:損益計算書、CF:キャッシュ・フロー計算書)の分析から始めましょう!

財務3表分析

●BS:5年で資産が3倍以上に膨れ上がったモンスター企業流動比率も100%超を維持しているため短期的な支払い能力は問題ありません。ただ、自己資本比率が約20%と中長期的な安全性には少し不安が残りますね。

●PL:思ったより収益性が低い。eコマース事業は営業利益率が2桁あるものかと予想していました。一方で売上高は急増していますね。5年間で2倍以上。費用の削減状況は後述のROICツリーで確認しましょう!

●CF:2017年度のみ投資CF営業CFを上回った状況。2016年度までに蓄積したキャッシュで一気に攻めの経営に転じたのでしょう。2018年度決算にも期待できそうです。

なおころ
なおころ
利益率の低さから収益性の財務指標の値が気になりますね。さっそく財務指標を確認しましょう!
【財務諸表まとめ】BS・PL・CFの読み方を分かりやすく解説 読めると企業を見る目が変わる財務諸表。 お好きな書類からどうぞ! ☑️貸借対照表(BS)Ǵ...

財務指標分析 | Amazon

総合点は53点。成長性は著しいですがその他が振るわず、ですね。
安全性、成長性、収益性、割安性4つの観点で深く分析してみましょう。

財務指標分析

●安全性:BSの自己資本比率 (自己資本 ÷ 総資本)の件で予想していた通り安全性は低め。安全余裕率が高く、不況には強い状況ではあるものの、投資先としてはもう少し自己資本の割合を高めてほしいですね。

●成長性:一方の成長性は問題なさそうです。収益力の成長性を測るROICが低スコアを示していますがそれ以外はフルスコア。

●収益性:売上高原価率EVAスプレッドが足を引っ張っていますね。売上に占める原価の割合が高く、市場の期待を大きく上回るような利益が出せていないことが分かります。やはり利益率の低さが目立ちますね。

●割安性:戦犯は割安性でした。つまり、市場はAmazonに過度な期待を押し付けた状況と言えるでしょう。直近のミックス係数に至っては8,000(PER:270、PBR:29.6)をマークしており、グレアムの主張する割安基準「ミックス係数22.5倍以下」は遥か彼方。霞んで見えません。

なおころ
なおころ
PER3桁、ミックス係数4桁には度肝を抜かれました。。
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ROEデュポン分析 | Amazon

さて、ROEはどうでしょうか?
上述したPL分析では平均して3%程度の利益率を示していましたが、直近のROEは10%を超えていますね。

察しのよい方はお気づきでしょうが、財務レバレッジによってROEが底上げされています。

ROEの根幹をなす売上高当期純利益率はやはり2%を下回る推移。もう少し利益率要因の改善を期待したいところですね。

【財務指標】ROEとROAの違いを分かりやすく解説!投資家の皆さまこんにちは、なおころ(@Naokoro_)です。 財務指標の王様である ROEとROAについてさくっと解説。 ...

ROE6分解 HOBモデル | Amazon

せっかくなので利益率要因を因数分解してみましょう。

対象は画像最下段の左から2つ目の生産・調達効率性から右から2つ目の税務管理効率性まで。

目を引くのは左から2番目の生産・調達効率性ですね。

Amazonの生産・調達効率性(売上総利益 ÷ 売上高)

  • PL分析より分母の売上高は右肩上がり
  • 生産・調達効率性も右肩上がり
  • 売上総利益(売上高 – 売上原価)が売上高以上に増加
    →売上高に占める売上原価が減少していることがわかる!
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なおころ
なおころ
財務分析のラストはROICツリー分解です!

ROIC分解ツリー | Amazon

直近のROICは3.9%。まずまずですね。
分解したツリーを上の方にたどっていきましょう。

売上高原価率が徐々に減少する一方で販管費率が増加していますね。それぞれの詳細な項目内訳は見つかりませんでしたが、自動化による人員カットと在庫の外部化、そしてCMや新サービスのプロモーション増加によるものと想像できます。

先日のオリエンタルランドの分析とは逆に、売上原価率の圧縮による利益率改善が進んでいるため本腰を入れさえすれば販管費を削減し利益率の改善に取りかかれるでしょう。

なおころ
なおころ
絶えず新しいサービスを提供し続けているため、なかなか広告宣伝費を抑えられないのかもしれませんね。
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Amazon財務分析まとめ

  • 財務指標分析、総合53点
  • 成長性著しいが収益性に一抹の不安あり
  • 圧倒的な割高(ミックス係数8000を記録)

Amazonの財務分析結果、確かに割高であることは否めませんが。決して手が出せないと言う訳ではありません。なぜなら、アメリカ株は単元制度がなく、1株から購入することができます!(日本株は最低100株から)

Amazonの現在の株価は1691ドル。よって、最低購入金額はざっくり18万5千円。思ったよりは安く買えると思いませんか?

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それではまた、株式市場でお会いしましょう。
すべての投資家達へ。なおころより。

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